書誌情報

集英社文庫

可愛いあの娘は島育ち ニッポンぶらり旅

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著者

著:太田和彦

あらすじ・概要

旅回り一座の演劇と60年代モダニズム建築に目を奪われた豊橋。豊かな食材と島人たちとの睦まじい交流が心に残る八丈島の旅。絶品ワンタンメンと写真界の巨匠・土門拳の傑作を満喫した酒田。福井では最高のイカ料理と厚揚を肴に歴史の勉強。文学の町・釧路で地元客と炉端を囲んだ居酒屋の達人は、「これぞ日本一」の太鼓判を押す名店を訪ねて名古屋へ――。7都市を巡る酒場紀行シリーズ第5弾。

豊橋(東海道の真ん中で
旅回り一座の夜
神武天皇像と茅の輪
豊橋の六〇年代モダニズム)
八丈島(島の子供たち
流人島の七言絶句
すばらしき民俗資料館
かわいあの娘は島育ち
食と酒の島、八丈
島の三角ベース試合)
酒田(ワンタンメンの皮は濡れた
キャバレー白ばらの夜
おしんを育てた風土
しゃんしゃん酒田はよい湊
仏像と美女にこころ奪われ
広き野を流れゆけども最上川
風吹く町の人情に泣く)
福井(小雨が寒い冬の旅
幸福な越前三姉妹
雨に濡れた石段を上がって
たのしみは……
歴史を学んで、夜は酒
油揚消費量日本一)
釧路(北国で聴く裕次郎
北酒場の夜はふけて
雪降る幣舞橋
啄木、海の冬月
炉端焼のあたたかさ
挽歌、追憶の靄
文学の町、釧路)
名古屋(夜にさがした酒場
かしわ味噌すきと名橋
日本一の居酒屋
日本三大土塀とは
独房とモーツァルト
決定! 名古屋の二大麺)
木曾福島(木曾谷に教え子を訪ねて)
あとがき
本書に登場する店や場所