集英社文庫
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2018年2月20日発売
825円(税込)
文庫判/280ページ
ISBN:978-4-08-745708-7
2018年4月13日発売
著:植松三十里
戊辰戦争に参戦した会津藩白虎隊士・飯沼貞吉。仲間達と自刃したが、唯ひとり蘇生する。江戸の謹慎所で、生き残りと謗りを受ける貞吉に、捕虜受け取り責任者楢崎頼三が、自分の故郷長州へ行こうと誘う。会津を失った貞吉は、敵だった長州へ楢崎と旅立つが……。異郷でもがき苦しみながらも、恩愛を知り、明治の日本人として誇り高く生きた実在の男の波乱の生涯。幕末維新に新しい光を当てる傑作歴史小説。
一 謹慎の寺二 自刃まで三 小雪ちらつく四 傷跡五 翡翠色の堀六 口入れ屋七 ふたつの故郷八 海峡を渡る九 飯盛山ふたたび十 植樹の丘