書誌情報
集英社文庫
あのこは貴族
著者
あらすじ・概要
東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育てられたが20代後半で恋人に振られ、焦ってお見合いを重ねた末にハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、東京で働く美紀は地方生まれの上京組。猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退し、一時は夜の世界も経験した。腐れ縁の「幸一郎」とのダラダラした関係に悩み中。結婚をめぐる女たちの葛藤と解放を描く、渾身の長編小説。
第一章 東京(とりわけその中心の、とある階層)
第二章 外部(ある地方都市と女子の運命)
第三章 邂逅(女同士の義理、結婚、連鎖)
終章 一年後