書誌情報

集英社文庫

分断されるアメリカ

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あらすじ・概要

“WHO ARE WE?” と自問する超大国アメリカ。その針路は世界主義か? 帝国主義か? それとも…。「入植者の国」として始まり、白人優位の民主主義で超大国となったアメリカ合衆国。しかし、二十世紀末以降は多様性を重んじた結果、国が分断される危機に陥った。再び「建国の父」らアングロ-プロテスタント(白人)文化を重要視する必要性を説く著者。その理由は? 世界的国際政治学者が2004年に予見した母国の未来が、再び大統領の座についたトランプのアメリカを読み解く2025年の必読書として復活!

はじめに
第一部 アイデンティティの問題
第1章 ナショナル・アイデンティティの危機
第2章 アイデンティティ――ナショナルおよびその他の
第二部 アメリカのアイデンティティ
第3章 アメリカのアイデンティティの構成要素
第4章 アングロ-プロテスタントの文化
第5章 信仰とキリスト教
第6章 ナショナリズムの台頭、勝利、衰退
第三部 アメリカのアイデンティティに危機
第7章 アメリカの解体――高まるサブナショナル・アイデンティティ
第8章 同化――転向者、かけもち組、そして市民権の衰退
第9章 メキシコ移民とヒスパニック化
第10章 アメリカを世界と一体化させる
第四部 アメリカのアイデンティティ再生
第11章 新旧の断層線(フォルトライン)
第12章 二十一世紀のアメリカ――弱み、宗教、そしてナショナル・アイデンティティ
謝辞
訳者あとがき