書誌情報

集英社文庫

精霊たちの迷宮 下

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あらすじ・概要

上司から突然捜査の中止を言い渡され自由の身となったアリシアは、〈センペーレと息子書店〉で和やかなひと時を過ごす。一方、相棒バルガスは大臣の車に残されたメモの数字から歴史の闇に葬られた真実に辿りつき……。謎の数字、一冊の稀覯本、そしてある女性が遺したノート。すべてのピースが揃い迷宮の扉が開く時、闇の都バルセロナに《鎮魂歌》が響き渡る――「本書の執筆にサフォンは文字どおり命を捧げた」(訳者あとがき)。世界的大ベストセラー『風の影』の〈忘れられた本の墓場〉シリーズ、遂に完結!

忘れられた者たち
アニュス・デイ ――神の小羊―― 一九六〇年一月
イサベッラのノート 一九三九年
リベラ・メ ――われを救いたまえ―― マドリード 一九六〇年一月
イン・パラディスム ――楽園へ―― バルセロナ 一九六〇年二月
バルセロナ 一九六〇年四月二十三日
一九六四年
フリアンの本
エピローグ バルセロナ 一九九二年八月九日
訳者あとがき