書誌情報
集英社文芸単行本
チンギス紀 十五 子午
著者
あらすじ・概要
ホラズム国の三つの精鋭部隊が、それぞれにチンギスの首を狙う!
モンゴル軍がオトラルを攻囲して半年以上が過ぎた。モンゴル軍の兵站に乱れはみられず、オトラルを守るイナルチュクの予想を超えた事態が生じる。スブタイとジェベはブハラを押さえ、サマルカンドを牽制していた。アラーウッディーンは、皇子ジャラールッディーンの副官テムル・メリクにある任務を与え、トルケン太后は三百騎を率いる女隊長・華蓮にチンギスの首を奪るよう命ずる。マルガーシが所属する皇子軍、テルゲノが率いる遊軍、華蓮の軍のそれぞれが、チンギスの命を狙っていた――。
ついにチンギス本隊とホラズム軍があいまみえる、好評第15巻。