書誌情報

集英社学芸単行本

トランプ経済 グレート・クラッシュ後の世界

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著者

著:岩永憲治

あらすじ・概要

2028年頃に脚光を浴びる次世代メガ・トレンドも紹介!

アメリカ優先のトランプ大統領の経済政策は、貿易相手国に大きなプレッシャーを課し、日本や中国の経済を不況に導く。
「金融暴落! グレートリセット」が避けられない今、いかに早めに準備し、自分の金融資産を守るかが重要である。
さらに暴落後の復活経済で注目されるセクターも紹介する!

はじめに
第1章 トランプを再び大統領に押し上げた米国経済の行方
トランプが大勝を収めた理由
大統領選の裏側で起きていた本当のこと
米国社会を二分する象徴であるトランプ大統領の経済的なリスク
2024年がピークだったトランプ就任のご祝儀相場
大幅な関税引き上げで他国の経済に打撃を与える米国第一主義
トランプ返り咲きでも回避できない米国経済の大崩壊
バイデン政権の失政、同盟国やパートナー国の米国に対する信頼感が揺らぐ
インフレの拡大と、不法移民対策における失政
過剰に設定されたグリーンエネルギー政策に対する疑問
第2章 すでにリセッション入りしていた米国経済
8月5日の東京株式市場の暴落は、巨大バブル崩壊の最初のサイン
遅きに失したFRBの利下げ
終わりを告げた円安ドル高が日本株を支え続けるパターン
ゴールドに比べて大きく減価し続けている米ドルの価値
米国経済を破綻に導く過剰債務と巨額なクレジットカード・ローン問題
ドル/円の習性は、ドル高の期間が3年半サイクルである!
2024年はいつまでドル高が継続するのかを日柄で計算する
バブルは所詮、バブルでしかない
持ち株を売りまくる著名投資家たち
暴落のサインは「大勢」の示現
100年に一度の金融暴落グレート・リセットをビジュアル効果で捉える
「DeepSeek・ショック」でAIバブル・AIブーム1・0は終焉を迎える
第3章 覇権国家・米国の危機、ペトロダラーの弱体化とBRICS諸国の台頭
BRICSの結束の証のデジタル通貨は、クラッシュのトリガーになりうるか?
ニクソン・ショックでメンツ丸潰れとなった米国
米国復活の原動力となった「ペトロダラー戦略」
玉突き式に低下してきたドルの実質的な価値
米国の対ロシア金融制裁が「BRICSブリッジ」の台頭を招く
石油輸出大国3国のBRICS加盟の行方
BRICSのデジタル通貨の流通開始と米国の運命
第4章 トランプ大統領が進める新しいエネルギー経済政策
すでに原子力エネルギーに関する大統領令を出していたトランプ
最重要課題となる膨大なチップを動かすための電力調達
次世代の目玉となる小型モジュール原子炉の導入
自明の理だったトランプの大統領への返り咲き
第5章 グレート・リセット後の米国経済を支える、新たなメガ・トレンドを牽引する企業とは?
グレート・リセット後に台頭する新たな「マグニフィセント7」
NVIDIA株の暴落から読み取れること
イノベーションの鍵はAIとのコラボと融合
AIによる電力の驚異的需要の到来に沸くエネルギー市場
グレート・クラッシュ後の勃興期に台頭する産業とは?
●石油・エネルギー資源セクター
●半導体セクター
●液浸冷却テクノロジーセクター
●バイオテクノロジー・セクター
●AIクラウド・セクター
●暗号資産・コインセクター
●人工知能(AI)セクター
●金鉱株セクター
第6章 英国エコノミスト誌の表紙が暗示する世界経済の未来
年末恒例の別冊版エコノミスト誌『THE WORLD AHEAD』の表紙を解読する
2025年4月にはウクライナ戦争は終結する?
日米の株価は暴落する見通し
正念場を迎えるAI
他国の戦争には関与しないトランプ
明確に分かれる勝ち組と負け組
おわりに