書誌情報

集英社インターナショナル

ぼくがアメリカ人をやめたワケ

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あらすじ・概要

青年は「世界最高にして最強の故郷アメリカ」をなぜ捨てたのか? ロシア語を学びソ連、東欧を経て、日本に辿りつき、ついには国籍を捨てオーストラリア人になった作家の回顧録・エッセイ。ホロコーストから逃げ延びたユダヤ人を祖先にもつ自分のルーツ、ケネディ時代からトランプに至るアメリカの真実、白豪主義の色濃く残った70年代から現代にいたるオーストラリアとオーストラリア人、1960年代から現在まで、50年にわたる日本と日本人の姿などをテーマに、宮沢賢治、石川啄木への熱い情熱、そして、井上ひさし、アンジェイ・ワイダ、大島渚、坂本龍一らとのエピソードを交えながらダイナミックに描いていく。

日本版のためのまえがき
第一章 グラスの縁に腰掛けているような人生
第二章 ぼくはアメリカ人をやめた
第三章 ぼくの中の日本人
第四章 対岸の火事
第五章 賢治の網
第六章 ぼくの中のアメリカ人
訳者あとがき