書誌情報
集英社インターナショナル
日本人のためのイスラム原論 新装版
著者
あらすじ・概要
イスラムがわかれば世界がわかる。稀代の大学者、小室直樹の「真骨頂」、そして今こそ必読の書。2001年に起きた「911」の後、緊急刊行された名著を新装版として出版。今もなおイスラムと世界の対立構造は変わらず、日本人のイスラム世界への理解も十分とは言えない。争いの絶えない世界で、日本人はどうイスラム教を、キリスト教を、自らの信仰を理解すればいいのか? 宮台真司氏(社会学者)による解説を収録。
第一章 イスラムが分かれば、宗教が分かる
アッラーは「規範」を与えたもうた
「日本教」に規範なし
第二章 イスラムの「論理」、キリスト教の「病理」
「一神教」の系譜 ・予定説と宿命論
「殉教」の世界史
第三章 欧米とイスラム――なぜ、かくも対立するのか
「十字軍コンプレックス」を解剖する
苦悩する現代イスラム