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文学全集
完訳ファーブル昆虫記 第9巻 上
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あらすじ・概要
嫌われ者のクモ。その生態を綿密に観察。幾何学を理解しているような巣網張りの見事さやクモが自分の巣にかからない秘密とは? 代数、幾何学など数学に没頭した若き日の思い出とその情熱の理由。
【目次】
1章 ナルボンヌコモリグモ――どうやって地面に巣穴を掘るのか
(標本図・ナルボンヌコモリグモ)
2章 ナルボンヌコモリグモの家族――母親の背中に乗る子グモの群れ
3章 ナルボンヌコモリグモの木登り――子グモに突然現われ、消える本能
4章 クモの旅立ち――ナガコガネグモの分散
(標本図・ナガコガネグモ)
5章 シロアズチグモ――カニに似たクモ
(標本図・シロアズチグモ)
6章 コガネグモの仲間――巣の網の張り方
(標本図・ニワオニグモ)
7章 コガネグモの網(あみ)――クモの巣が壊れたらどうするのか
(標本図・カドオニグモ)
8章 コガネグモの粘着性の糸――なぜ自分は罠にかからないのか
(標本図・ナナイボコガネグモ)
9章 コガネグモの電信線――網にかかった獲物の存在を知る方法
(標本図・クラテールオニグモ)
10章 コガネグモの幾何学――糸で紡がれる対数螺旋
11章 コガネグモの番(つがい)――雌雄の出会いと狩り
12章 コガネグモの財産――網を交換する実験
13章 数学の思い出――ニュートンの二項定理
14章 小さな机の思い出――数学を学んだ伴侶