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文学全集
冒険の森へ 傑作小説大全 5極限の彼方
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あらすじ・概要
ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。第2回配本、第5巻「極限の彼方」は、人が経験できるさまざまな「極限」の形を描いた物語12編。
●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏
[編集室から]
「極限」とは何か。
人によって状況によって、さまざまな極限があろう。
牙を剝く嵐の峻山での雪中行軍。なぜ追われ続けるのかわからぬ恐怖。
武士の矜持を示す食卓。地球の予期せぬ危機。編集者の怒り。
逃げられぬ私刑の刻。閉鎖空間での追跡者との遭遇。
ここに収録された12編は人が経験できる「極限」のごく一部にしかすぎない。
まだ名作があるはずなのに、追いきれなかったのが残念である。
[収録作]
【長編】
田中光二「大いなる逃亡」
新田次郎「八甲田山死の彷徨」
【短編】
村山槐多「悪魔の舌」
手塚治虫「妖蕈譚(ようじんたん)」
武田泰淳「流人島にて」
石原慎太郎「処刑の部屋」
白石一郎「元禄武士道」
小松左京「ゴルディアスの結び目」
【掌編】
氷川瓏「乳母車」
五木寛之「無理心中恨返本」
星新一「ねらわれた星」
平井和正「世界の滅びる夜」