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文学全集
冒険の森へ 傑作小説大全 13飛翔への夢
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あらすじ・概要
ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
第9回配本、第13巻「飛翔への夢」は、イカロスからライト兄弟まで、古今の飛ぶことを夢見た人間のさまざまな悲喜劇を描いた作品を長編から掌編まで全17編を収録!
●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏
[編集室から]
人はむかしむかし、鳥だったのかもしれない。というのは、たぶん間違いだろう。
しかし、飛ぶ夢は人間なら誰でも見たことがあるはずだ。
イカロスからライト兄弟までの夢だったのである。
が、なにも飛ぶのは飛行機ばかりではない。
凧も飛べば鷹も飛ぶ。気球も飛ぶ。人間もタヌキも飛ぶかもしれない。
しかし最大の興味は、いちど飛翔したものがどこにどういうふうに着地するか、あるいはしないか、である。
[収録作]
【長編】
佐々木譲「ベルリン飛行指令」
【短編】
水谷準「お・それ・みお--私の太陽よ、大空の彼方に--」
新田次郎「鳥人伝」
戸川幸夫「爪王」
豊田穣「われ特攻に参加せず」
野坂昭如「凧になったお母さん」
城山三郎「死の誘導機」
筒井康隆「五郎八航空」
稲見一良「麦畑のミッション」
椎名誠「ねずみ」
清水義範「翼よ、あれは何の灯だ」
東野圭吾「超たぬき理論」
【掌編】
芥川龍之介「仙人」
阿刀田高「地震対策」
田中光二「ゴースト・フライト」
原田宗典「鳥の王の羽」
本渡章「飛ぶ男」