書誌情報
集英社オレンジ文庫
放課後質屋僕が一番嫌いなともだち
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著者
あらすじ・概要
大学二年の冬。
空腹に耐えかねた貧乏学生の家木伊吹は、唯一ともいえる大切な品を質屋に持ち込んだ。
しかし高評価な店の口コミとは裏腹に、
現れたのは一癖も二癖もありそうな美貌の質屋店主・湯布院だった。
「預け入れ? 買い取り?」「……興味本位?」
およそ感じが良いとは言い難い対応。しかも、この林質屋では
査定評価は「品物にまつわる思い出」ですると言われ……?
高額査定が欲しくて思わずついた「嘘」から始まり、
家木は湯布院と、個性的な客人たちに関わっていくことになる――。
一話 嘘の値段
二話 愛情の値段
三話 遺恨の値段
四話 夢の値段
「きみの思い出を査定するんだ。ストーリー性はあったほうがいいに決まっている」
忘れられない過去を正反対コンビが解き明かす、
思い出ミステリー!