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集英社オレンジ文庫
シェイクスピア警察マクベスは世界の王になれるか
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あらすじ・概要
シェイクスピア演劇を巡る争いの結末は、果たして悲劇か、それとも喜劇か――?
偉大なる劇作家シェイクスピアが没しておよそ四百年。
優れた戯曲であるがゆえに、原型を留めないほど改変されてしまう現実を嘆いた女王に端を発し、
シェイクスピア演劇を監視する『国際シェイクスピア法』が英国議会で制定されて十年。
日本でも文部科学省内に国際シェイクスピア警察課が設置されて五年。
学生演劇界にその名を轟かせた鬼武丸天道は、前途を嘱望されながらシェイクスピア警察となっていた。
一方、天道と並び称された遮那王空也は、自由な表現を求めてシェイクスピア・テロリストとなり、地下公演を繰り返している。
どんな運命のいたずらか、そんな二人が再会し……!?