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集英社オレンジ文庫
星辰の裔
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あらすじ・概要
男神と女神によって作られたという神話の島・十津島。
薬師だった父の志を継ぎ、自身も薬師となった少女アサは、大陸からの先進知識が集まるというクマデの町を目指し旅していた。
父の遺言に従ったのだが、十津島には不穏な空気が漂っていた。
石の武器と革の甲しか持たない島へ、鉄の鏃と剣を持ち、鉄の甲をまとった騎馬の軍勢が大陸からやって来たのは二十余年前。
以来、島の北西部に国を興した大陸勢力の影響で、島は緊張状態にあった。アサは不運にも旅の途中で、島人が馬賊と呼ぶ大陸からの侵略者の奴婢狩りにあい、捕まってしまう。
不要な危険を避けるため男装しており、中性的な外見だったことから宦官と勘違いされたアサを待っていたのは、重労働と劣悪な生活。
だが、ある青年と出会ったことから、アサの運命は大きく変わりはじめ……?