書誌情報
集英社オレンジ文庫
神招きの庭 8雨断つ岸をつなぐ夢
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あらすじ・概要
古代和風幻想記
次巻、完結……!
離ればなれの二人は、神に運命に——共に抗う
神毒を身に宿し、二藍を危険に晒してしまったため、深く自責の念に駆られる綾芽——。
逢いたいと願うことさえ躊躇うように、女丁として宮中に身を隠し、凍てつく心をやり過ごしていた。
ある晩……二藍との切なくも確かな邂逅が叶い、綾芽は再び前に進み始める。
祭祀―人定めの儀―を通して、立ち直ろうとするのだった。
そんな最中、義妹の真白に偶然にも再会する。真白は綾芽の知る、朱野の邦で共に過ごした、勝ち気で幼い妹ではもうないようだった。
落ち着き払った振る舞いで、姉の身を案じてくれるのだ。
そのうえ「二藍」に目をかけられ、ある密命を負っているといい……!?