書誌情報
集英社オレンジ文庫
京都岡崎、月白さんとこ星降る空の夢の先
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あらすじ・概要
「茜、そこにいてくれ。そこにいるだけでいい」
青藍と茜、それぞれの決心と、夢の始まり――!
師匠である月白さんの死を長らく受け入れられなかった青藍がついに、
遺品の入った長持ちを開ける時が来た。そこに入っていた1枚の写真をきっかけに、
青藍はある思い出の「場所」を探す決心をするのだが……。
一方、大学進学を決めた茜は、その準備に追われる日々を送るようになっていた。
その様子に、妹のすみれは不満を感じているようで…?
もう戻らないものへの消えない想い。果たされなかった約束。
次々に周囲で起こる出来事の謎を解明し、障壁を乗り越えるうちに青藍の心も次第に固まって。
そして茜も、夢のため最初の一歩を踏み出す……!?
「『ここ』があるから。『ここ』にみんながいるから次にいける…!」
京都岡崎・月白邸の人々にめぐる、優しく美しい季節――!