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集英社オレンジ文庫

神招きの庭 9ものを申して花は咲く

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著者

著者:奥乃 桜子装画:宵 マチ

あらすじ・概要

人としての二藍は消えてしまった。
その後に降り立った記神は、兜坂国はもはや滅びの運命を避けられないと告げる。
半年後、滅国の神命を下しに訪れるのは、号令神と化した二藍その人なのだと。
だが鮎名は、兜坂国は滅びないと確信を持って言い切った。
なぜなら二藍が消えた後に降り立つのは本来、ひとつ前の号令神である夢現神だったはずなのだ。だが現れたのは記神。
二藍が消える直前、夢現神を招いたからだった。
二藍は、滅国を避けるために策を遺していた。
己の身を真なる滅国の神とならせないため、国を救うため、『夢のうち』に籠って心を守ったのだ。
そして後は綾芽に託された。
物申としての力を取り戻し、神に刃向かうのだ。
否を突きつけるのだ!
古代和風ファンタジー、堂々完結!