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集英社新書
上野千鶴子の選憲論
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あらすじ・概要
「護憲」でも「改憲」でもない第三の道とは?
憲法の精神を守るために
「護憲」VS.「改憲」。今や七〇歳に届こうとしている私たちの憲法は、これまで手つかずのままにきた。それを変えようという改憲派のほうが勢いがあり、護憲派は分が悪そうに見える。というのも改憲派のほうが改革派の旗を掲げるのに対し、「護憲」派こそがむしろ「守旧」派に見えるからだ。そんななかに、著者は、第三の選択肢を提示する。すなわち「選憲」-現行の憲法を功罪共に検討したうえで、もう一度選び直しましょう、という提案である。横浜市弁護士会主催の「憲法講演会」において、斬新な切り口で憲法を論じた講演をもとに、社会学者・上野千鶴子が書き下ろした!
[著者情報]
上野千鶴子(うえの ちづこ)
一九四八年、富山県生まれ。東京大学名誉教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人WAN(ウィメンズ アクションネットワーク)理事長。日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニア。近年は介護とケアへ研究領域を拡大。著書に『スカートの下の劇場』『家父長制と資本制』『ナショナリズムとジェンダー』『おひとりさまの老後』『ケアの社会学』など多数。