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「改憲」の論点

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著者

著者:木村 草太著者:青井 未帆著者:柳澤 協二著者:中野 晃一著者:西谷 修著者:山口 二郎著者:杉田 敦著者:石川 健治

あらすじ・概要

「立憲デモクラシーの会」の主要メンバー8名が、一堂に会した注目作!

≪目次≫(一部抜粋)
【第一章 自衛隊明記改憲の問題】木村草太
一 国際法と武力行使
二 憲法九条と政府解釈の基本的論理
三 自衛隊と軍・戦力の概念
四 日本国憲法の許容する武力行使と国際法の関係
五 集団的自衛権行使の問題点
六 自衛隊明記改憲の方法


【第二章 「新九条論─リベラル改憲論」の問題点】青井未帆
一 新九条論
二 政治の力量─議論の前提として
三 文民統制
四 条文だけの問題ではない
五 どういう国にしたいか
六 問題の大きさ

【第三章 日本人が向き合うべき戦争と平和のあり方】柳澤協二
一 専守防衛を逸脱する安倍政権
二 北朝鮮のミサイルからいかに守るか?
三 戦争はなぜ起きるのか、どういう平和を望むのか

【第四章 「改憲派」はどういう人々か】中野晃一
一 「護憲」と「改憲」の意味
二 「利益の政治」と復古保守の低迷
三 新自由主義転換と改革保守の隆盛
四 革新護憲勢力の退潮と改憲の合意争点化傾向
五 構造改革路線と「アイデンティティの政治」の到来
六 安倍の復権と復古保守の主流化

【第五章 「ポスト真実」と改憲】西谷 修
一 トランプのアメリカ
二 「ポスト真実」と戦後的価値の否認
三 安倍政権の日本
四 歴史否認と対米従属
五 世界戦争後の社会原理
六 憲法第九条と世界の戦後秩序
七 日本軍の特殊性

【第六章 解散をめぐる憲法問題】山口二郎
一 解散権の歴史
二 日本における解散権
三 解散権をどう制約するか

【第七章 憲法改正国民投票の問題点】杉田 敦
一 プレビシットとしての憲法改正国民投票
二 国民投票法の問題点
三 まとめ

【第八章 「真ノ立憲」と「名義ノ立憲」】石川健治
〇「政略主義」と立憲主義
一 財政統制と軍事力
二 民主化と立憲化の相剋
三 九条のメカニズム

≪著者プロフィール≫
木村 草太(きむら そうた) 一九八〇年生まれ、首都大学東京教授
青井 未帆(あおい みほ) 一九七三年生まれ、学習院大学教授
柳澤 協二(やなぎさわ きょうじ) 一九四六年生まれ、元内閣官房副長官補。国際地政学研究所理事長
中野 晃一(なかの こういち) 一九七〇年生まれ、上智大学教授
西谷 修(にしたに おさむ) 一九五〇年生まれ、東京外国語大学名誉教授
山口 二郎(やまぐち じろう) 一九五八年生まれ、法政大学教授
杉田 敦(すぎた あつし) 一九五九年生まれ、法政大学教授
石川 健治(いしかわ けんじ) 一九六二年生まれ、東京大学教授