書誌情報
集英社文庫(日本)
透明人間は204号室の夢を見る
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著者
あらすじ・概要
想像力を総動員させて、透明な私は彼の部屋に行く。
妄想と孤独、その先にあるかもしれない何か。「普通」が難しい女性の、イタくて切ない物語。
すばる文学賞受賞第1作!
高校生で小説新人賞を受賞したが、それから6年間、小説が書けないままの実緒。書店で自分の著書を手にする若い男を目撃し、思わず後をつけ、家と名前を特定する。千田春臣。それ以来、噓のように書けるようになった掌編を彼の郵便受けに投函し続けていた。そんな中、春臣の恋人と知り合い、彼も交えた3人で会うようになるが──。孤独と生きづらさを抱える女性を描く、すばる文学賞受賞第一作。