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集英社文庫(日本)
「タ」は夜明けの空を飛んだ
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あらすじ・概要
日露戦争の勝利は無線のおかげ!?
──マイペースな科学者は無茶振りに応えられるのか!?
歴史の授業では教わらないドラマを掘り起こした注目作! いきなり文庫!
1900年代初頭。日清、日露の二戦争の間に、通信技術は手旗から無線へと飛躍的に進化。日本海軍は戦況を左右する無線機の独自開発を決定。科学者・木村駿吉は、原理すら解明されていない無線機の改良を手探りで進めていく。彼らの血と汗の結晶、三六式無線機を搭載し、日本海軍は当時最強と謳われたバルチック艦隊を迎え撃つ──。迫力の筆致で歴史の行間に潜むドラマを活写した、傑作書き下ろし。