書誌情報
集英社文庫(日本)
よくわかる一神教ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる
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著者
あらすじ・概要
今、世界は第二次世界大戦以来、最も危険な状態だと言われる。
ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突は、なぜ起こるのか。
それを深く知るには、「一神教」の知識が不可欠――。
本書では、同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教に着目し、その起源や地理、歴史を西洋歴史小説の第一人者がわかりやすく解説する。
図版満載&明快な構成で世界史入門書としても。
文庫版オリジナル書き下ろし「第三部第五章」を新たに収録。
【本書 第一部「古代の一神教」目次より一部抜粋】
<第一章>ユダヤ教の誕生
・ユダヤ人とは何か
・『旧約聖書』とは何か
・唯一神はどこから来たのか
・イスラエル王国とは何か
・バビロン捕囚とは何か
・ハスモン朝、ヘロデ朝とは何か
<第二章>キリスト教の成立
・イエスはどんな人だったのか
・イエスは何を説いたのか
・イエスはユダヤの王なのか
・十二使徒とは何か
・パウロの伝道とは何か
・『新約聖書』とは何か
・なぜキリスト教は弾圧されたのか
・なぜキリスト教は広まったのか
<第三章>イスラム教の出現
・ムハンマドはどんな人だったのか
・ムハンマドはなぜ信仰に目覚めたのか
・ヒジュラとは何か
・なぜメッカに巡礼するのか
・『クルアーン』とは何か
・六信五行とは何か
・三宗教は、なぜひとつになれないのか
【著者略歴】
佐藤賢一(さとう・けんいち)
1968年山形県生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木三十五賞、2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』で第24回司馬遼太郎賞、23年『チャンバラ』で第18回中央公論文芸賞を受賞。