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集英社文庫(日本)

誘拐の代償

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著者

著者:生馬 直樹

あらすじ・概要

「ほろ苦い青春譚と思って読み始めた。
とんでもない誤解だった。
ひとたびページを繰れば、漆黒の荒波に身を委ねるのみ。」
――伊岡瞬氏

謎の焼死体、社長令嬢誘拐事件、少年たちの約束――。
衝撃の長編ミステリ!

父親が暴力団会長の陸人。虐待を受け児童養護施設で育った航。愛人殺しの罪で服役中の父親を持つ匡海。少年時代に出会った三人は誓う。自分たちが笑って暮らせる、不条理な世の中とは「真逆の世界」を実現させると。やがてヤクザとなった彼らは、地元・新潟にある大手製薬会社の社長令嬢誘拐計画を立てるが――。苦しいほどの切なさが胸に刻まれる、衝撃の長編ミステリ。(『フィッシュボーン』改題)

【著者プロフィール】
生馬直樹(いくま・なおき)
1983年新潟県生まれ。2016年『夏をなくした少年たち』で第3回新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。ほかの著書に『偽りのラストパス』『雪と心臓』『連鎖犯』がある。