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小説/戯曲
絵金、闇を塗る
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あらすじ・概要
祝!! 第7回野村胡堂文学賞受賞
江戸末期に土佐に生まれ、幼少より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を信じがたい短期間で習得した天才絵師、絵金。江戸で絵を学んで故郷に戻り、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、とある事件により追放される……。狩野派を学びながらも独自の美を追究した絵金は、血みどろの芝居絵など見る者を妖しく魅了する作品を描いた。
その絵に魅入られ、人生を左右された男たちの生きざまから、絵金のおそるべき芸術の力と、底知れぬ人物像が浮かび上がる、傑作時代小説。
(目次)
序
一章 岩戸踊り
二章 絵金と画鬼
三章 人斬りの目覚め
四章 末期の舞台
五章 獄中絵
六章 絵金と小龍
【著者略歴】
木下 昌輝(きのした まさき)
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞。2014年、単行本『宇喜多の捨て嫁』を刊行。同作は2015年に第152回直木賞候補作となり、第4回歴史時代作家クラブ賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞を受賞した。他の著書に『人魚ノ肉』『天下一の軽口男』『敵の名は、宮本武蔵』『戦国24時 さいごの刻』『秀吉の活』『兵』『宇喜多の楽土』がある。