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浮雲心霊奇譚血縁の理

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著者

著者:神永 学

あらすじ・概要

赤眼の憑きもの落とし・浮雲。絵師の卵・八十八。
江戸を震撼させる怪異がふたりを襲う――。
680万部超の大ヒットシリーズ『心霊探偵八雲』のルーツを描く、幕末ミステリー。


〈全3編収録〉

小間物屋のせがれが、夜な夜な怨霊を祀る神社へ通っている。相談を受けた浮雲は、別の心霊事件との接点を見出し…… ――〈御霊の理〉

想い人の伊織が武家へ嫁ぐことになり、複雑な思いを抱く八十八。さらに伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになる。 ――〈コトリの理〉

遊女を襲い、その血で絵を描こうとしたという絵師。常軌を逸した男が次に狙うのは!? ――〈血縁の理〉



【著者略歴】
神永 学(かみなが・まなぶ)
1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒。
2003年『赤い隻眼』を自費出版。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で2004年プロデビュー。
代表作「心霊探偵八雲」をはじめ、「天命探偵」「怪盗探偵山猫」「確率捜査官 御子柴岳人」「浮雲心霊奇譚」「殺生伝」「革命のリベリオン」などシリーズ作品を多数展開。
他に『イノセントブルー 記憶の旅人』『コンダクター』『悪魔と呼ばれた男』『ガラスの城壁』がある。