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小説/戯曲
続 家族のあしあと
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あらすじ・概要
さようなら、友だちと遊びまくった日々。
世代を超えて愛される、シーナ・サーガの少年時代!
小学校を卒業し、ついに中学生になった椎名少年の
楽しくもフクザツな心のうちを鮮やかに描き出す。
累計470万部突破の私小説シリーズ、シーナ・サーガの真骨頂!
「自分の子供の頃はどんなだったのだろう。ということがいきなり気になってしまった。子供心にも謎の多い家でそだったからだ。とくに『岳物語』の主人公が、六年生になったあたりで書くのをやめたのがずっと気になっていて、自分はその年齢の頃に、いったい何をして何を考えていたのだろうか、ということがえらく気になった。自分がいた「私小説」の世界はどうもいろんなところが暗くくすぶっている」(あとがきより抜粋)
【著者略歴】
椎名誠(しいな・まこと)
一九四四年東京生まれ、作家。「本の雑誌」初代編集長。流通業界誌編集長を経て、七九年『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。八九年『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、九〇年『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。「怪しい探検隊」シリーズ、『岳物語』『大きな約束』『三匹のかいじゅう』など著書多数。