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たった独りのための小説教室

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著者

著者:花村 萬月

あらすじ・概要

獲るぞ、新人賞!
目指せ、エンタメ作家デビュー!
小説推理新人賞、小説現代新人賞、文學界新人賞……数多くの新人賞の選考委員を務めた作家だけが知っている、新人賞受賞のための一本道! 覚悟を決めた貴方だけに向けた全35講。
「能力や才能といったものを特別扱いしていませんか。バカと鋏は使いようという私に向けたかのような失礼な諺がありますが、これは能力と鋏は使いようとしたほうが正しい。『たった独り』の貴方は能力や才能のあるなしを悩む前に、それらの使い方、用い方を考えましょう。だいじょうぶ。その他大勢でない『たった独り』の貴方にはそれらを自在に使う能力が備わっています。ヒントはこの本にしっかり詰め込んでありますから」(「あとがき」より)

■目次
第1講 小説を書こう
第2講 日記を書く
第3講 偶然に頼らない
第4講 小説にオチはいらない
第5講 セックスを書いてみる
第6講 起承転結
第7講 百点満点はいらない
第8講 嘘をつくセンス
第9講 新人賞に応募する
第10講 描写と説明1
第11講 描写と説明2
第12講 センスと努力
第13講 描写と説明3
第14講 テーマとモチーフ
第15講 行間を読ませる
第16講 文章を推敲する
第17講 比喩について1
第18講 比喩について2
第19講 比喩について3
第20講 新人作家の心得
第21講 比喩について4
第22講 辞書を引く
第23講 地図を描く
第24講 自分だけの年表をつくる
第25講 リズムについて1
第26講 リズムについて2
第27講 段落の作り方
第28講 小説の宿命
第29講 贅沢は敵ではない
第30講 リズムについて3
第31講 無限を表現する
第32講 エンタメ作家の心構え
第33講 承認慾求と名誉
第34講 夢の効用
最終講 たった独りの貴方へ

【著者略歴】
花村萬月(はなむら・まんげつ)
1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に「百万遍」シリーズ、「私の庭」シリーズ、『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『ニードルス』『花折』『帝国』『対になる人』『夜半獣』『ハイドロサルファイト・コンク』『槇ノ原戦記』など多数。