書誌情報
小説/戯曲
ジョニ黒
ご購入
著者
あらすじ・概要
1975年、横浜。少年アキラと“犬”との、ひと夏の冒険が始まる──
4年前、海水浴中にはぐれてしまった父さんは今もまだ帰ってこない。
あれ以来、母親のマチ子は時々どっかから拾ったオスをつれてくるようになった。
日出男はその「オス犬」のひとりだった。
欠落を抱えて生きる大人たちと、鬱屈を抱えて生きる子どもたち。
ままならない世界の哀しみと愛しさが胸にこみ上げる、すばる文学賞受賞作『ミシンと金魚』著者、待望の作品!
■著者紹介
永井みみ(ながい・みみ)
1965年神奈川県生まれ。
2021年『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞しデビュー。
同作は三島由紀夫賞、野間文芸新人賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ編集部が選ぶプラチナ本 OF THE YEAR! 2022」に選出された。