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僕には世界がふたつある
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あらすじ・概要
<<2015年度全米図書賞児童文学部門受賞作品>>
妄想や幻覚にとらわれた15歳の少年は、
学校で誰かに殺されそうな気配に日々おびえる一方、
船長やオウムと一緒に、海賊船に乗る世界にも生きるようになる。
いつしか夢と現実は混ざりはじめ……。
精神疾患の予測不能な海を航行する、闘病と成長の物語。
2015年度全米図書賞児童文学部門受賞作品。
【著者略歴】
ニール・シャスタマン
アメリカ合衆国ニューヨーク市、ブルックリン出身。映画やテレビの脚本家として活躍するかたわら、小説を執筆。『シュワはここにいた』(金原瑞人・市川由季子訳、小峰書店)でボストングローブ・ホーンブック賞を受賞したのち、本書 CHALLENGER DEEP で全米図書賞児童文学部門やボストングローブ・ホーンブック賞オナーなどを受賞した。そのほか、子どもに向けたSFシリーズやサスペンス・ユーモア小説など、数多くの作品を手掛けている。
【出版社からのコメント】
統合失調症をはじめ、妄想や幻覚などの症状をもつ精神疾患は決して稀な病気ではありません。
本書はフィクションですが、著者は病気や薬の服用による感覚を、自身の息子の実体験をもとに描写しています。
同時に、迫力のあるストーリーでたくさんの読者を魅了し、全米図書賞など複数の賞に輝いたベストセラー小説でもあります。
多様な社会に生きる私たちの理解への手助けのために、
10代から大人まで、多くの方に読んでいただきたい青春小説です。