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いのちをむすぶ

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著者

著者:佐藤 初女

あらすじ・概要

<ほんとうに偉大な存在は、人に気づきを強いない。――吉本ばななさん>
“東北のマザー"が、生涯をかけて伝えたいことのすべて。
森のイスキア・佐藤初女さん、最期のメッセージ+フォトブック。
―今、この場所でいのち尽きるまで――私は「今」を生きています。

【内容】
多様なものが
多様なまま響きあい
ともに生きる。
それがいのちの摂理です。(「響きあう」より)

「食はいのち」と、悩み、疲れ、重荷を背負って訪れる人々に
手作りの食事をふるまい、ただ寄り添う――
青森県弘前市。岩木山のふもとに佇む小さな建物
〈森のイスキア〉での活動を中心に、いのちの大切さを伝える講演会や
おむすび講習会などで世界中から求められてきた佐藤初女さん。

「いのちをいただく」「揺れてもいい」「動の祈り」「もっとも尊いこと」
「ちょっとお休み」「ことばを超えて」「愛する」「透明になる」「今を生きる」……

去る2月1日、天に召された初女さんが、人生を通じて伝え続けていらしたこと、
多くの人々の救いとなってきたお心を66の短いメッセージとし、
20年来の交流がある写真家・岸圭子さんの美しいカラー写真とともにまとめました。

四季折々、自然豊かな〈森のイスキア〉でだけでなく、
ご自宅や全国の講演先でなど、常に人のために動き働いてこられた
“東北のマザー"の真実の姿と、尊い活動の軌跡を伝えるメッセージ+フォトブックです。

(目次)
春 いのち受け容れるとき
夏 いのち生い立つとき
秋 いのち響きあうとき
冬 いのち透きとおるとき
あとがき~神のはからいは限りなく、生涯私はその中に生きる
佐藤初女さんのあゆみ

【著者プロフィール】
佐藤初女(さとう・はつめ) 1921年青森市生まれ。小学校教員、弘前染色工房主宰を経て83年、自宅を改装し〈弘前イスキア〉を、92年、岩木山麓に〈森のイスキア〉を開設。迷い、疲れ、救いを求めて訪れる人に食事を供し、寄り添うことで、多くの人々の再生のきっかけとなってきた。その活動は、ダライ・ラマ法王らとともに出演した映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番』(95年/龍村仁監督)で広く知られるようになる。『おむすびの祈り』『初女さんのお料理』『いのちの森の台所』等著書多数。
2016年2月1日逝去。