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会社の中の発達障害いつも嫌なことを言う上司、いつも迷惑をかける部下

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著者

著者:星野 仁彦

あらすじ・概要

不注意、多動性、衝動性、コミュニケーションや社会的想像力などに問題を抱える発達障害は、理解されにくく社会に馴染めないことが多いが、得意分野では優れた能力を発揮することもある。症状を正確に理解し、障害を抱える人の特性を活かしながら、著者本人の体験も交え周囲の人のための具体的対応策を提案する必読書。

<目次>
第1章 大人の発達障害とは

第2章 大人の発達障害の種類と特性
ADHD

不注意―気が散りやすく、集中できない
多動性―落ち着きがなく、そわそわしている
衝動性―後先を考えずに、思いつきで行動する
アスペルガー症候群
社会性、対人関係の問題―人と親しくなる気がないコミュニケーションの問題―言葉のキャッチボールができない
想像力の問題―特定のことに興味を示し執着する
感覚過敏または鈍感の問題―五感の感覚いずれか、または重複して異常がある
協調運動の不得手―縄跳びが苦手だったり、靴紐をうまく結べない
ADHDとアスペルガー症候群の違い

第3章 職場で見られる発達障害
事例1 優先順位がわからない 不測の出来事、変化に対応できない
事例2 集中力が続かない 仕事中の居眠りが多い
事例3 忘れやすい 忘れ物が多い
事例4 周囲の状況(空気)が読めない 思い立つとすぐ行動せずにはいられない
事例5 人が傷つくことを平然と悪気なく口にする
他、仕事場で見られる全25例をもとに、疑われる症状と対応案を徹底解説。

第4章 発達障害に気づいて三十年―ある心療内科医の体験記

第5章 発達障害に似た症状と発達障害の治療法

1うつ病
2不安障害(神経症)
3パーソナリティ障害
4依存症・嗜癖行動
5双極性障害(躁うつ病)
6統合失調症
学習障害
発達障害を疑ったらまず受診
心理教育と環境調整療法
心理療法(カウンセリング)
認知行動療法―「考え方の枠組み」の歪みを正す
自助グループー同じ経験や苦痛を共有できる仲間と語り合うことで安心感を得る
薬物療法―中枢刺激剤の服用で症状が軽減する