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小説/戯曲
喋り屋いちろう
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あらすじ・概要
著者初の実況小説!
猪木さんと僕と“馬鹿の一本道”。
アナウンサー青春物語、誕生。
「踊っている。文字が自ら立ち上がり踊っている。
僕は今までこんなにも奮い立ち踊り狂う文字の数々を読んだことがない。」
(千原ジュニア)
アントニオ猪木さんが亡くなった。
その喪失感や悲しみを表す言葉を、
喋り屋の私ではあるが、持ち合わせてはいない。
猪木さんを送るすべは、実況しかない。
実況と実況を結ぶ物語。
「これは、世界初の挑戦的な実況文学だ」とか、
誰か誤解して評価してくれて、
芥川賞あたりをもらえないだろうか?
(プロローグより)
<著者略歴>
古舘伊知郎 ICHIRO FURUTACHI
1954年12月7日生まれ、東京都北区滝野川出身。立教大学を卒業後、1977(昭和52)年、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。
「古舘節」と形容されたプロレス実況は絶大な人気を誇り、フリーとなった後、F1などでもムーブメントを巻き起こし「実況=古舘」のイメージを確立する。
一方、3年連続で『NHK紅白歌合戦』の司会を務めるなど、司会者としても異彩を放ち、NHK+民放全局でレギュラー番組の看板を担った。
その後、『報道ステーション』(テレビ朝日)で12年間キャスターを務め、現在、再び自由な喋り手となる。