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昭和特撮文化概論ヒーローたちの戦いは報われたか
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著者
あらすじ・概要
月光仮面、ウルトラマン、仮面ライダー…、数多のヒーローたちは、実は時代と世相を反映している。彼らの戦いの背後には常に、折々の日本が直面してきた問題が隠れているのだ。そしてヒーロー番組の底流には、スタッフ、キャスト、スーツアクター、音楽関係者たちの渾身の思いがある。
ヒーローたちが戦った敵とは何だったのか。彼らは死闘を通じて私たちにどのようなメッセージを残していったのか。
新聞記者である著者が長年蓄積した情報を交え、特撮ヒーロー番組と現実世界との相関をひもときながら、その文化性を検証する!
著者イチ押しの見どころ紹介コラムや昭和特撮ヒーロー作品リストも収録!
●「まえがき」より
「長年、特撮ヒーロー番組は、『ジャリ番(組)』と呼ばれて蔑まれ、大人向けのドラマより低く評価されてきた。そして、最近はアニメや漫画、アニメソングなどとともに『サブカルチャー』と分類されることが多い。
だが、特撮ヒーロー番組が果たしてきた役割の大きさ、伝えてきたメッセージの深遠さに触れるとき、私はもはや特撮ヒーローはサブ(副)を超えた立派なメーンカルチャー、文化だと確信する。
特撮ヒーローは、日本が世界に誇る文化なのだ。」
●内容詳細
序章 敗戦国日本にヒーロー現る
第一章 巨大化したヒーロー
第二章 旋風巻き起こす「石ノ森ヒーロー」
第三章 悪の組織の変遷
第四章 豊かさの歪みが露呈する時代、「川内ヒーロー」再び
第五章 魅惑のカルトヒーローたち
第六章 アブない魅力の「悪のヒーロー」
第七章 ヒロイン、前線に立つ
第八章 ギネス級番組『スーパー戦隊シリーズ』の足跡
第九章 冬の時代の『メタルヒーロー』
第一〇章 ヒーローたちの応援歌
第一一章 スーツアクターの矜持
第一二章 平成の時代、ヒーローたちは…
終章 ヒーローたちの思いは実を結ぶか
●ヒーローたちからの熱い応援メッセージ!
「ヒーロー作品に込められた、秘めたるメッセージと足跡を、著者が情熱を持って紐解く快心の書。必読!」
―藤岡弘、(仮面ライダー1号・本郷猛役)
「子どものころからブレずにヒーローを愛し続けた君に脱帽、ただただ感謝!」
―佐々木剛(仮面ライダー2号・一文字隼人役)
「さすが「日本特撮党党首」の著書、日本のみならず翻訳で世界へも。」
―宮内洋(仮面ライダーV3・風見志郎役)
「俺が歌に込めてきたモノはこれだ! 時代を映したヒーローたちの真の声を聞け!」
―水木一郎(アニメソング&特撮ソング界の帝王)