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ベルベット文庫

謎めいた夜は公爵と探偵を

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著者

著者:ケリー・ボウエン訳者:高里 ひろ

あらすじ・概要

巧みな構成、よくできた謎解きを持った、ミステリー風味の濃厚な異色のリージェンシー・ロマンス。

〈チェガーレ&アソシエーツ〉は、高額な報酬と引き替えに、貴族のスキャンダルの完全な隠蔽・もみ消しを請け負う影の組織。アイボリーは、そこで仕事をしている。

彼女が公爵の叔母から依頼を受けて公爵邸に赴くと、好色で知られるデバリー伯爵が、全裸で公爵の妹のベッドに縛りつけられて死亡し、その妹ベアトリスがいなくなっていた。
そこに当主であるアルドリッジ公爵マックスが帰宅。マックスは兄の死によって思いがけず公爵位を相続してからも、東インド会社の仕事をする大型船の船長として日々のほとんどを洋上で過ごしていた。

マックスは、妹のベッドの上の死体を見ると、妹がこんなことをするはずがない、きっとだまされて何者かに誘拐されたのだと、叔母の監督不行届を責めると同時に、よそ者のアイボリーへの不信をあらわにした。

アイボリーはマックスに対して冷静になるよう説得しながら、隠蔽策を次々手を打つが、内心、海賊のような風体の公爵に興味を引かれて――。
頭脳と行動力を兼ね備え、自立した芯の強いヒロインと、貴族社会に疎外感を抱く、家族思いのヒーローの恋模様の行方は……。

原題:DUKE OF MY HEART

【著者について】
ケリー・ボウエン(Kelly Bowen)
カナダのマニトバ州出身。マニトバ大学で動物生理学・内分泌学を専攻し、卒業後は農産業界で研究者として勤務した。2014年『I've Got My Duke to Keep Me Warm』でヒストリカル・ロマンス作家としてデビュー。史跡や古戦場巡りが趣味。現在は夫と二人の息子とともにウィニペグ在住。