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言葉の舟心に響く140字小説の作り方

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著者

著者:ほしお さなえ

あらすじ・概要

自分の言葉で物語を紡いでみたいと考えているすべての人へ。
「活版印刷三日月堂」など人気シリーズを数々手掛ける著者が贈る
魅力的なショートストーリーの書き方入門書!

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星が空にまたたき、町が寝しずまったら、
言葉の舟を空に浮かべる。
人に聞かれたら壊れてしまいそうな言葉をのせる。
だれも責めない、子どものころの夢のような、
脆い砂糖菓子のような言葉をのせる。
力のない、役に立たない、
でも、僕にとっていつわりがないと思える言葉を。
そのためだけに生きている。
(プロローグより)

おはなし作りは、道具もなにも必要のない、ひとりきりで、どこででもできる究極の遊びです。おはなしのなかなら好きなことができます。自由に楽しんで大丈夫。
(ほしおさなえ)

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【内容紹介】
活版印刷や和紙、金継ぎ、和菓子などの伝統文化を題材としたおはなしを執筆する一方で、自身の活動としてX(旧Twitter)で140字の短いおはなしを10年以上発表してきたほしおさん。
その発表と並行して、カルチャーセンターでの140字小説講座や、大学での創作講座、140字小説のコンテストの設立など、多くの方に140字小説を広める活動も行ってきました。

本書は、そんなほしおさんがこれまで講座等で教えてきた140字小説の構成の組み立て方や書き方のポイントに加え、ほしおさん自身の作品がどのように生まれたか、コンテスト入賞者の方の作品がどのように優れているのかなどの解説も盛り込んでいます。

どのようにすればより魅力的なおはなしが書けるようになるのか。たくさんのおはなしを紡ぎ、そしてその書き方を教えてきたほしおさんだからこそ伝えられる創作のヒントがたくさん。
これから創作を始めたいというすべての人へ贈る、実用的で想いのこもった一冊です。

【目次】
プロローグ
はじめに おはなし作りは自分の心を旅すること
第1章 読んでみよう
第2章 書いてみよう 基礎編
第3章 書いてみよう 実践編
第4章 届けてみよう
おわりに 言葉の舟を送り出す

【著者】
ほしおさなえ
作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に。おもな著作に「活版印刷三日月堂」「菓子屋横丁月光荘」「紙屋ふじさき記念館」「言葉の園のお菓子番」などの文庫シリーズ、『金継ぎの家』『東京のぼる坂くだる坂』『まぼろしを織る』、児童書『お父さんのバイオリン』、「ものだま探偵団」シリーズなど。