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集英社コバルト文庫
【電子オリジナル】貸本屋ときどき恋文屋 3
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あらすじ・概要
小田原藩の武家の嫡男でありながら、恋ゆえに出奔した兄を探すため、ひとり江戸へ上った少女・なつ。貸本屋<ゆうづき>で働くかたわら、恋に悩む江戸っ子のために恋文の代筆を引き受ける「恋文屋」としても知られるようになる。恋も知らない自分が恋文屋なんて……と、戸惑うなつだったが、<ゆうづき>の常連客・清次郎への思いが「恋」であることを自覚。同じころ、出奔した兄の妻で版画作家の妻・千代女と知り合ったなつは、幸せそうな千代女の表情に、強引に兄を実家へ連れ戻すことが本当に正しいことなのか、悩むようになる。そんな中、江戸の町に正体不明の辻斬りが出没するようになり――? 貸本屋“なつ”の奮闘記、ついに完結!
第一章 再会
第二章 業火の中で
終章 貸本屋ときどき恋文屋