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集英社オレンジ文庫
神招きの庭 2 五色の矢は嵐つらぬく
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あらすじ・概要
兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。ここでは神々は実体を持ち、人の営みに介入する。神命に逆らう力を持つ綾芽は、滅国の危機を救ったため、春宮(東宮)の二藍の妃となった。王弟の二藍は、人でありながら神の性質を持ち、心術を操る“神ゆらぎ”と呼ばれる存在だが、人と交わることができず、常に孤独を抱えていた。そんなとき、隣の大国・玉央の神が兜坂国に凶作をもたらす神命を下す。災厄を前に綾芽と二藍がとった策とは……。
第一章 斎庭に神ゆらぐ春宮の立つ
第二章 玉盤の神は斎庭に嵐呼ぶ
第三章 禁苑の野にて想いを分かつ
第四章 霧の先にまことの頂現る
第五章 指の背に紅を交わす
第六章 雨に嵐にひょうと射る
第七章 斎庭に先触れの来る