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集英社オレンジ文庫
威風堂々惡女 8
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あらすじ・概要
反乱軍の乱入により混乱を極めた瑞燕国皇宮から昏睡状態の雪媛を救出した青嘉は、追手を振り切り北の国境を越えたが、寒さと飢え、そして負傷により倒れてしまう。そこは瑞燕国と敵対する遊牧民クルムの集落だった。二人は命こそ取り留めたが、青嘉はクルム左賢王(皇太子)の前に連れ出され苛烈な尋問を受ける。雪媛の正体が瑞燕国の“神女”であると明かすわけにはいかない青嘉は商人夫婦と嘘をつくが、すぐに見破られ命を落とす寸前――誰かが転がるように入ってきて目の前に身を投げ出した。そこで再会した意外な人物のおかげで二人は延命する。皇帝・碧成の支配下を脱した雪媛は、次第に心を取り戻していく。青嘉と雪媛に訪れたのは束の間の休息か、それとも……? そしてその頃、雪媛のいなくなった瑞燕国では……?