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集英社新書

福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく

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著者

著:榊原崇仁

あらすじ・概要

福島原発事故後の甲状腺被ばく測定、裏で仕組まれた歪曲と隠蔽の工作。なぜ被災者は裏切られたのか――。執念の調査報道で明らかになった衝撃の新事実が、今ここに。2021年3月で発生から10年となる福島原発事故。時間の経過とともに事実究明や責任追及が希薄になるなか、今現在も放射線の影響で生じうる健康被害を懸念する人々が多数いることを忘れてはならない。本書は、新聞記者である筆者が被害の核心とされる甲状腺被ばくに切り込み、国や県が実態把握を怠った狡猾な工作を告発する書である。彼らが認めていない放射線被害がいかに隠蔽・歪曲されたか――。綿密な情報開示請求で得た膨大な量の文書とその解析、関係者への周到な聞き取り取材により、衝撃の真相に迫る。

はじめに
第一章 一〇〇ミリシーベルトの少女
第二章 一〇八〇人の甲状腺被ばく測定
第三章 早々と終えた理屈
第四章 二〇一一年三月一七日
おわりに
参考文献