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集英社新書

退屈とポスト・トゥルース SNSに搾取されないための哲学

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あらすじ・概要

外出のチャンスも、人に会う機会も減ると、スマホやパソコンを手放すことの出来ない時間が爆発的に増えてしまう。だが、持て余した時間をSNSに費やしネットサーフィンを繰り返すことで、貴重な資源が次々と権力者や大企業に奪われているのだ。トロント大学哲学科教授であり名エッセイストの著者が、「退屈の哲学的評価」「SNS依存と退屈の関係」などの今日的なテーマについて、鋭い洞察と規制の必要性を小気味良い筆致で綴る。訳者はロス、デリーロらの翻訳で名高いアメリカ文学者、上岡伸雄。


第1部 条件(ここにいられたらいいのに/カテゴリー/インターフェイス)
第2部 コンテクスト(孤独/叶えられない宿命にある願望/現実になる/革新中毒と理性の足場組み/理性のなかの理性)
第3部 危機(永劫回帰/構造的絶望/果てしなく続く、あり得ない旅/自己消費)
第4部 前に進むには(厳格な陶酔/愛/死)
謝辞
解説 小島和男
訳者あとがき