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集英社新書
シングルマザー、その後
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あらすじ・概要
雇い止めや学校の一斉休校、家庭内トラブルの増加。
コロナ禍で一層、シングルマザーの生活困難が深刻になっている。
「早く子育てから解放され、自分の人生を謳歌したい」。
だが、将来を夢見て耐え忍ぶ彼女たちを待つのは、一層苛酷な現実だった……。
子どもを何とか自立させたものの、雇用や社会保障から見放された双肩には老親の介護がのしかかる。
調停マニアの前夫と戦う女性やセックスワーカーなど、国から見放された女性たちの痛切な叫びに耳を傾け、制度の不作為を告発するルポルタージュ。
はじめに
第一章 子育ての後に、待っていたもの
第二章 一九八五年──女性の貧困元年
インタビュー 一九八〇年代以降の無策がシングルマザーを苦しめている 宮本みち子(千葉大学・放送大学名誉教授)
第三章 老後などない
インタビュー 福祉は恵んであげるもの、という誤解 神原文子(社会学者)
第四章 世界はシングルマザーをどう見ているのか ──フランスと韓国の場合
インタビュー 日本のシングルマザーはなぜ、ワーキングプア状態に陥るのか 畠山勝太(比較教育行財政/国際教育開発専門)
おわりに
参考文献