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集英社新書
崩壊する日本の公教育
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あらすじ・概要
安倍政権以降、「学力向上」や「愛国」の名の下に政治が教育に介入し始めている。その結果、教育現場は萎縮し、教育のマニュアル化と公教育の市場化が進んだ。学校はサービス業化、教員は「使い捨て労働者」と化し、コロナ禍で公教育の民営化も加速した。日本の教育はこの先どうなってしまうのか? その答えは、米国の歴史にある。『崩壊するアメリカの公教育』で新自由主義に侵された米国の教育教育「改革」の惨状を告発した著者が、米国に追随する日本の教育政策の誤りを指摘し、あるべき改革の道を提示する!
第1章 「お客様を教育しなければならない」というジレンマ――新自由主義と教育
第2章 人が人でなくなっていく教育現場――教育の働き方改革の矛盾
第3章 新自由主義時代の「富国強兵」教育と公教育の市場化――政治による教育の「不当な支配」
第4章 「自由」の中で不自由な子どもたち――コロナ禍が映し出した教育の闇と光
第5章 「教師というしごとが私を去っていった」――教育現場における「構想」と「実行」の分離
第6章 「遊び」のないところから新しい世界は生まれない