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集英社文庫

イザベラ・バードと侍ボーイ

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著者

著:植松三十里

あらすじ・概要

三浦半島の下級武士の子・伊東鶴吉は、維新後に通訳となる。父が幕末に函館へ行き生死不明のため、家族を養う身だ。20歳となり、東北から北海道へ旅する英国人作家イザベラのガイドに採用された。彼女は誰も見たことのない景色を求めて、険しき道ばかりを行きたがる。貧しい日本を知られたくない鶴吉とありのままを世界に伝えようとするイザベラ。英国人作家と通訳の青年の北への旅は困難を極める…。対照的な二人が織りなす文明衝突旅を開国直後の日本を舞台に描く歴史小説。

一章 イギリス波止場
二章 公使館からカテッジインへ
三章 会津盆地をゆく
四章 雨季の峠越え
五章 ひそやかな開港場
六章 東洋のアルカディア
七章 函館イギリス領事館
八章 久しき再会