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インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日

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著者

著:中村安希

あらすじ・概要

【第7回開高健ノンフィクション賞受賞作】広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ――。絵葉書を売るカンボジアの少女に凜とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。

序章 向かう世界(カリフォルニア[向かう世界]
東京[西へ])
第一章 ささやきを聴く ヒマラヤ山系(中国[ゴキブリ列車]
チベット[ハロー、マネー?]
ネパール[謁見])
第二章 カオス 東南アジア~インド(マレーシア[下手な芝居]
カンボジア[ドルの札束]
ミャンマー[ひとかけのリンゴ]
インド[生きる理由]
インド[深い闇])
第三章 小道の花々 インド~パキスタン(インド[行くべきか、行かざるべきか]
インド[大使館のお仕事]
パキスタン[路地裏の主役]
パキスタン[塀の内側]
パキスタン[最後の買い物]
パキスタン[一〇年の約束])
第四章 ウォッカの味 中央アジア(中国―キルギス[戦術]
ウズベキスタン[女よ、飲め!]
ウズベキスタン[結婚しなくちゃ]
トルクメニスタン[言葉の響き])
第五章 悪の庭先 中東(イラン[バラ色のジャム]
シリア[LOVE]
ヨルダン[夜空に散る火花]
イスラエル[緊迫の祖国]
イエメン[難民の食卓])
第六章 鼓動 東アフリカ(イエメン―ジブチ[神の決断]
エチオピア[音の破片]
ケニア[灼熱のサバンナ]
ケニア[インパラの朝]
ウガンダ[子ブタと未来]
タンザニア[男よ、泣くな!]
タンザニア[リアルの感触])
第七章 内なる敵 南アフリカ(マラウイ[隔たり]
ザンビア[貧しきアフリカ]
ザンビア[闇の向こう]
ジンバブエ[有罪]
ジンバブエ[敗北]
南アフリカ[撃てるものなら])
第八章 血のぬくもり 西アフリカ(ガーナ[二つの世界]
ブルキナファソ[心に刻む味]
トーゴ―ベナン[兄弟の国]
ニジェール[器の中身]
ニジェール[善意とプライド])
第九章 世界の法則 サハラ北上(セネガル[小さな哲学者]
モーリタニア[トゥアレグの祈り]
モーリタニア[幸福の死]
モーリタニア[眠らぬ夜行列車]
西サハラ―モロッコ[二〇〇〇キロの奇跡])
終章 去来(ヨーロッパ[再会]
ポルトガル[いつの日か、あの国へ]
ポルトガル[始まりの地])