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集英社文庫
マラス 暴力に支配される少年たち
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あらすじ・概要
"中米にはびこる凶悪なギャング団「マラス」。主力メンバーは、全身にタトゥーを入れ、殺人や恐喝、麻薬取引などの犯罪に手を染めている。しかし、そこに関わる者の多くが、実はごく普通の青年だ。悪行の数々は、極貧のもと、親に守られず居場所を失い、追い詰められるなかでみつけた""生きる術""にすぎない。残虐性ばかりが強調されてきた彼らの真の姿に迫る第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。"
プロローグ
第一章 マラスの輪郭
マラスというレッテル
国内最大の刑務所
第二章 カリスマ
ギャング・リーダーの誕生
武装する少年たち
死への恐怖
塀の中のドン
奇跡の変身
神に導かれた男
第三章 マラスという敵
マラスを追い詰める
マラスを抜けた青年
第四章 冒険少年
世界一危険な町から来た少年
決死の逃避行
一筋の光
新天地
第五章 マラスの悲しみ
ギャングと歩むシングルマザー
リベラ・エルナンデスの牧師
穏やかになったギャング
異なる選択肢
第六章 変 革
神のラッパー
刑務所の伝道師
強まる使命感
変革への連携プレー
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき