書誌情報
集英社インターナショナル
天使突抜おぼえ帖(集英社インターナショナル単行本)
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著者
あらすじ・概要
物静かな風呂敷職人の父、引き揚げ者だけれども元気いっぱいの母、そして優しいお姉ちゃん。京都の下町に生まれた<むっちゃん>はご近所さんや幼稚園・学校の先生にかわいがられながら大きくなった。そんな彼女が何よりも好きだったのが木琴を弾くこと。野菜やお花を持ってきてくれる白川女のおばさんや、お隣の裁縫塾のお姉さんたち、そして若くしてこの世を去った愛しい教え子の小百合ちゃん……音楽家にして稀代のエッセイストが描く「天使突抜一丁目の人たち」のポートレイト!
序 うちの洗濯カゴ
第1部 天使突抜の人々
照子さんの塩昆布
花売りのおばさん
奥方のレッスン
角打ちとヴェルディ
還暦越えの生徒さんたち
満永小百合さんのこと
第2部 記憶を紡ぐ
三つ子の魂、できあがる
お前、通崎と結婚せい
マリンバ手習い、お寺から
ベートーヴェン『交響曲第七番』
アンティーク着物に魅せられて
私の文章ことはじめ
第3部 通崎家の京都百年
富山から京都へ
乾柿と銀杏
着物姿の交換手
どちらでも
三度の救急車
おわりに