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集英社インターナショナル

中学受験のリアル(インターナショナル新書)

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著者

著:宮本さおり

あらすじ・概要

首都圏の中学受験者数は2023年、過去最高を記録、その熱は地方にも波及している。第一志望校に合格する子どもの数はわずか3割。負け戦とわかっていても受験へと向かわずにはいられない親子。幼さの残る小学生の彼らが立ち向かう受験という魔物。「全落ち」を経験する子どもは立ち直れるのか? 親のエゴや塾の実績作りで志望校を決めていいのか? 偏差値では測れない、子どもに合った学校とは? 中学受験に挑んだ親子を5年間追ったルポルタージュには、きれい事では終わらない現実がある。

はじめに
「全落ち」は珍しくないという現実
学童保育の代わり程度で始まった中学受験
まさか受かるとは思わなかった
偏差値38から憧れ校を目指した少年
親の気持ちと子どもの本音
中学受験をやめ高校受験で慶應付属に合格した少年
親の望みで始まった中学受験
最後まで「人ごと」で終わってしまった中学受験
一族みんな慶應という家に生まれてしまった少女
いじめに走った少年
高圧的な指導者や親から子どもを守る
髪の毛をかきむしるほど苦しくなった少年
母親による「親塾」の代償を引き受けた少女
プロスポーツ選手になる夢を追いかける
野球を続けられる環境を求めて挑戦した受験
世界を目指して中学受験を決意した少女
お金も時間もほどほどの省エネ受験
好きなことをしながら無理しない受験
偏差値40台の学校を目指す受験
全国に広がる中高一貫教育
障害をもつ子の中学受験
早期治療により難関校へ進学
発達障害を受け入れられなかった父親
幸せな学校生活の行方
偏差値重視で入学を決めた少女の結末
あとがき