2024.09.17
新たなスペースで「ワクワク」を提供したい! 中学生向け「会社見学」がパワーアップ
30年以上前から全国の中学生を受け入れ
集英社では、社と出版物のことを知りたいと希望される中学生向けに、会社見学を実施しています。かつては編集部ごとに受け入れていましたが、広報室(現広報部)が、総合出版社としての集英社を知ってほしいという思いから、1992年に一本化したのが始まりです。また、2020年からは、オンラインのプログラムも実施しています。
2023年は、年間で124回開催。1000名を超える中学生が参加しました。特に春と秋の修学旅行シーズンは、全国各地から応募の電話が殺到するほどご好評をいただいています。
雑誌制作の裏側を知ることができる解説ムービー
約1時間のプログラムでは、社内を実際に練り歩くのではなく、広報部スタッフによる出版物の紹介や、業務内容紹介のDVD視聴、質疑応答などで構成。特に、編集部を筆頭に、集英社内の様々な部署の仕事をのぞき見しているような感覚になれる映像コンテンツには力を入れています。
数ある編集部の中から、 中学生にも人気の高い「Seventeen」と「週刊少年ジャンプ」・「少年ジャンプ+」をピックアップし、雑誌ができ上がるまでの過程を解説。尾田栄一郎氏による人気漫画『ONE PIECE』の生原稿など、このDVDでしか見られない貴重な映像も組み込まれています。
ほかにも広告部や資材部、販売部など、出版に関わる様々な部署の社員のインタビューも収録。文芸書や児童書、学術書といった雑誌・書籍の刊行や、新人作家の育成、イベントや文学賞の開催、海賊版撲滅キャンペーンなど、総合出版社の多岐にわたる仕事内容は、中学生たちに新鮮な驚きを持って受け止められています。
会社見学のための専用スペースを新設
会社案内は、これまで社内の会議室で行なってきましたが、2024年10月には神保町3丁目ビルのエントランス近くに専用スペースを新設。編集者をはじめ、多くのスタッフが出入りする現場を、より間近に感じていただけるようになります。
ガラスの壁には漫画の効果線をイメージしたデザインを施し、出版物の制作現場への没入感を演出。各種出版物の展示や記念撮影が可能なキャラクターパネルの設置など、足を踏み入れた瞬間から楽しめる仕掛けがちりばめられています。
参加する中学生たちは、集英社のコンテンツを楽しんでいるリアルな読者。会社案内スペースの新設は、次世代を担う彼らにもっと集英社のファンになってほしい、さらに作品に愛を持って触れてほしいという思いが込められています。出版物だけでなく、会社見学でもワクワクを提供する――、エンタメに力をいれる集英社の本気を知ることができる内容をぜひたくさんの中学生に感じていただければ幸いです。
- 詳細は下記よりご確認ください
kaisyakengaku.pdf (shueisha.co.jp)