2022.07.20

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まだ見ぬ本との出会いを繋ぐ、雑誌「青春と読書」

創刊56年の老舗レーベル

爽やかなタイトルが目を引く「青春と読書」は、集英社が発行するPR雑誌。単行本、文庫、新書などの新刊情報を網羅しており、1966年に創刊、今年で56周年を迎えました。これは集英社文庫(1977年)や「すばる」(1970年)などが生まれるよりもずっと早く、レーベルとしてはかなりの老舗。判型はA5で、ページ数は120。定価91円(10%税込)という安価さも大きな特徴です。薄くコンパクトな雑誌ですが、内容はかなり盛りだくさん。新刊を紹介するための著者インタビューや対談、書評をはじめ、小説やエッセイの連載も充実しています。

過去には、さくらももこのエッセイ『もものかんづめ』や、直木賞を受賞した木内昇の『漂砂のうたう』、最近では伊岡瞬『朽ちゆく庭』なども「青春と読書」で連載されました。現在は片野ゆか、ドリアン助川、姫野カオルコ、四方田犬彦らが名を連ね、8月からは新たに、政治学者の姜尚中、哲学者の永井玲衣、そして2021年ノベル大賞受賞者である2003年生まれの若い才能、泉サリの連載が加わります。ジャンルも対象年齢も幅広い、10以上の連載が読めるのは、本好きにはたまりません。

青春と読書

各文芸賞の発表の場としても機能

各文芸編集部と連携をとりながら、編集を担当しているのは宣伝部。ノンフィクション作家の登竜門として知られる「開高健ノンフィクション賞」については、結果を誌上で発表し、選評や受賞者の言葉も掲載するなど、毎年注目を集めています。2020年から開催している「高校生のための小説甲子園」では、受賞作を読むことができるだけでなく、選考委員である湊かなえの作品講評や、受賞者との対談なども掲載。新しい才能との出会いの場ともなっています。

集英社だけでも、毎月膨大な数の新刊が発表されています。お気に入りの作家のお目当ての本は、書店に行かずとも電子ですぐ手に入れることができる便利な世の中ですが、今まで知らなかった作家や、新しいジャンルとの出会いを提供できるのが「雑誌」のよさ。 ここでしか読めない独自のコンテンツが充実している「青春と読書」は、きっと本好きの好奇心を満たすはずです。書店での購入はもちろん、年間定期購読も可能。いま、新規&継続で申し込むと特製ジグソーパズルをもれなくプレゼントするキャンペーンを実施中です(2022年10月19日まで)。また、公式サイトから申し込みをすると、見本誌を1冊無料でお届けするサービスもありますので、ぜひ一度、手に取ってみてください。

定期購読キャンペーン

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